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Viaggio mosaico

〜モザイクをめぐる旅〜

マリアさまの生涯がよくわかる〜カーリエ博物館

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カーリエ博物館のモザイク群 イスタンブール トルコ

先月にさわりだけ軽くご紹介したカーリエ博物館、今回からじっくりといきます。

カーリエ博物館のモザイクは主に、キリストの生涯と数々の奇跡、聖母マリアの誕生と生涯が描かれています。
観光の順路に従うと、外ナルテクスのキリストの奇跡や生涯の一部が先に目に入るのですが、話の順番ではマリアさまが先ですよね。マリアさまの話は内ナルテクスに多いのです。しかもここは彼女の両親のエピソードから細かく話が展開しているので、うまく並べたら婚前のマリアさまの様子がわかりそうです。
なので思い切って順路は無視して、作品をストーリー順に並べていこうと思います。

と、その前にまずはこちら。内ナルテクスに2つある内の片方のドームです。

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「聖母の系譜」
中心に聖母子像、周りにいるのはマリアさまのご先祖さま達のようです。

ここから聖母マリアの生涯です。

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「ヨアキムからの奉納の拒絶」
話はマリアの父、ヨアキムから始まります。
ヨアキムは信心深い人でしたが、捧げ物を持って行ったところ、子供をなしていないということで追い返されてしまいます。

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そこでヨアキムは荒野で神に子が授かるよう祈り、また授かった子は神に捧げることを誓います。「荒野へ向かう、子のいないヨアキム」(右上)
ヨアキムの願いは叶い、天使が現れます。同時に天使はマリアの母アンナの前にも現れます。「アンナの受胎告知」(下)

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「ヨアキムとアンナの出会い」
2人はエルサレムの神殿の黄金の門で出会います。

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「聖母マリアの誕生」
聖母マリアが生まれました。
母アンナはベッドから半分起き上がった状態。父ヨアキムは中の様子が気になるらしく、扉の影からこちらを伺っています。ヨアキムの目の前で赤ちゃんマリアは産湯に浸かるところです。

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「父母に抱かれる聖母マリア」(下)
赤ちゃんマリアを抱く仲睦まじい親子の姿。愛が溢れる素敵なシーンです。

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「祭祀から祝福を受ける聖母マリア」
こちらは先ほどの天井モザイクの上の部分にあたります。
日本のお宮参りみたいな感じでしょうか?

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余談ですが、そばにあるアーチを飾るモザイクも素敵です。

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「聖母マリアの初めての7歩」
肝心のマリアさまの顔がバーに隠れて見えません(汗)
マリアさまは生後6ヶ月で歩き始めたそうです。やはり並みの人間とは成長が違うようです。

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「エルサレム神殿で奉献される聖女」
天使との約束通り、ヨアキムとアンナは3歳になったマリアを神殿に連れて行きました。

さてここからのエピソードは前後関係があやふやです。

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「天使の祝福を受けるマリア」
マリアさま随分と大人になりました。

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「ザカリアと12の杖」
年頃になったマリアさまに12人の杖をもったおじさま方が集まります。これがヨセフと出会うきっかけとなりました。
ちなみにザカリアは洗礼者ヨハネの父親にあたる人です。

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こちらのエピソードはよくわからないのですが、マリアさまの前に膝間付く男性が先ほどのモザイクと同じ登場人物なので関連があるのではないかと思います。

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「マリアの受胎告知」
いよいよヨセフと知り合ってからのエピソードです。
実はこのエピソードの前に左下にある「ヨセフ、マリアを家に連れていく」シーンがあります。
マリアさま、井戸で天使からイエスが胎内に宿ったことを告げられます。

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「Joseph taking leave of the Virgin」
大変なことが起こりました。ヨセフがマリアの懐妊に怒って別れを告げた模様です!
ここのタイトル、あえて英語のまま載せてみました。素直に訳すと「ヨセフ、聖女に別れを告げる」です。なのですが、あまりにもあんまりな話なので、信じられなくって。なにか他の訳し方あるのでしょうか?
最終的にヨセフはマリアを許して受け入れていますが、ここに至るまでにかなりの葛藤があったはずです。
「無原罪の御宿り」当事者にとってはとても大変な出来事だった様子が、生々しく再現されています。

さてイエスを身籠ったマリアと夫ヨセフの物語、話はいよいよキリストの誕生へと突入していきます。
続きは次回をお楽しみに。

2019年今年もよろしくお願いします


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亥年のモザイク 
難しいお題でした(´・_・`)

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