こんな建物も博物館にしちゃうなんて
モンテマルティーニ博物館 イタリア ローマ
イタリアのミュージアムといえば宮殿や邸宅を改装して使われているものが多いですが、こちらの博物館ははそういう意味は異色だなと思います。
建物はなんと元発電所。
ローマ市内の南、地下鉄B線のガルバッテッラ駅が最寄です。
地図では駅から博物館へのアクセスがよくわからず、行ってみるまで不安でしたが、大丈夫。
「via Ostiense(オスティエンセ通り)」と書かれた出口を出ると、目の前には線路をまたぐ長~い陸橋があるのです。あとは道なりに。オスティエンセ通りを隔てた向こう側に博物館が見えてきます。


建物の中は元発電所らしい硬質な一種独特の雰囲気があります。
普段見慣れた彫刻たちも機械の間に並んでいると、また違った表情に見えてくるから不思議。改めて新鮮な気持ちで対面することができて楽しいです。
展示物は主に紀元1〜3世紀ごろの大理石彫刻です。目玉は「トーガを着たバルベリーニ」だそう。バルベリーニがお父さんとおじいさんの胸像を抱えて鼻高々な感じ。きっと祖先を誇りに思っていたのでしょう。
私的にはアウグストゥスが盟友アグリッパと横並びで、仲よさそうな様子にほっこりしました。
普段見慣れた彫刻たちも機械の間に並んでいると、また違った表情に見えてくるから不思議。改めて新鮮な気持ちで対面することができて楽しいです。
展示物は主に紀元1〜3世紀ごろの大理石彫刻です。目玉は「トーガを着たバルベリーニ」だそう。バルベリーニがお父さんとおじいさんの胸像を抱えて鼻高々な感じ。きっと祖先を誇りに思っていたのでしょう。
私的にはアウグストゥスが盟友アグリッパと横並びで、仲よさそうな様子にほっこりしました。
もう一つ展示物で忘れてはいけないのがモザイクたち。
なぜかシーフードのモザイクがたくさんあって、しかもかなりリアルに出来ています。本当に美味しそう。魚が食べたくなってきます。

←こういうのもいますけど。
そしてここのモザイクの目玉といえば狩りのシーンのモザイク。トップ画像にあるのはその一部です。
なんとテルミニ駅近辺から発掘されたのだのだそう。あの辺りも古い邸宅があったのですね。
狩りのシーンを描いた物はローマではこれのみだそうです。
生け捕りにしているっていうことは、この猛獣たちコロッセオに連れて行かれていたのかもしれません。捕獲するのに様々な道具を駆使してかなり苦労してます。
石の色使いがなかなか個性的で面白いです。写真の手前側と向こう側で作品のクオリティが明らかに違うんです。きっとお弟子さんがやったでしょうね。工房でまとまってやっていたんでしょうか?そんな制作風景が目に浮かんできます。
こちらのモザイクは改めてご紹介します。

あ、ところでお魚を見てお腹が空いたかた、帰りにこちらに立ち寄ってみたらいかが?
少し頑張って歩かないとですが、リアルなシーフードも楽しめます。
お土産を買うのにも便利ですよ。
studio mosaico の モザイクを巡る旅 〜アルバム編〜 で写真をじっくりを楽しむならこちらへどうぞ!