エーゲ海とモザイクと7
騎士団長の館のモザイク群 ロードス島 ギリシア
ロードスタウンに戻ってきました。
いかにも中世!って感じの石造りの城壁をくぐって入ると、違う世界にタイムスリップしたようです。
あら、ここにも小石モザイクあるんですねー
それにしてもにぎやかです。観光客もいっぱい。タイムスリップじゃなくてテーマパークっぽいかな。
でもよ〜く見てみると中世の世界にもトルコっぽところあります。道の奥にスレイマン・モスクの尖塔が見えますし、2階に張り出した茶色の出窓もなんとなくそれっぽい。
にぎやかな道をたどっていくうちに、騎士団長の家にたどり着きました。中庭が広々としています。
建物の中を目指してまっしぐらに進みます。
第1の部屋、トロフィーの間に入ったとたんに完全に視点が床方向にロックオンしてしまいました。1つの部屋にこんなにたくさんのモザイクがあるとは、、、
この模様、騎士団の紋章にそっくりです。でもここのモザイクはコス島から持ってきたもので、初期キリスト教の時代のもの。偶然の一致なんですよね。
ふと我に帰り部屋を見渡すと、壁の一角に不思議な浮き彫り模様。文字が書いてあるのでしょうか?
お次の部屋はラオコーンの間。バチカン博物館にあるあのラオコーン像のレプリカが据えられてます。
モザイクは幾何学模様が多いです。でも石の色合いが目新しい感じ。
メドゥーサの間にあるメドゥーサのモザイク
虎の間
でもこれは虎じゃなくて豹です、よね? 縁模様がなかなか素敵
でもこちらの縁模様はもっと素敵。ぐるぐるとハートのリーフ。かわいいです。
この部屋はちょっと暗い
本当はカラフルでかわいいモザイクなのです。
列柱の間の精緻な幾何学模様のモザイクのモチーフに感動。隅にいるハトさんがポイント。
ヒッポカンポスとニンフの間です。ヒッポカンポスに乗っているこの女性はネレイドでしょうか?
卍模様をモチーフにした白黒模様がなかなか面白いです。
黒い木の家具との取り合わせも絶妙な感じ
聖杯モチーフが多用されてます。定番のモチーフなのでしょうか?ここまでご紹介したモザイクにも使われてます。
騎士団長の館の写真、今回も多数となりましたが、まだまだ素敵なモザイクがあります。
モザイクを巡る旅のアルバムバージョンに色合いが良くて素敵な写真がいっぱいあるので、ぜひこちらも楽しんでください。
美しい騎士団通りを通りながら帰り道を急ぎます。
港にも中世の名残が、、、
では船に乗ってボドルムに戻りましょう。