まずは高いところから
サン・フレディアーノ教会「キリストの昇天」 ルッカ イタリア
海外を旅行しているとたまに、なんで?? というような不思議な光景に出会うことがあります。
ルッカの町で見たのは、高い高〜い塔の上に生えている木。文で書くと大したことないですか?こんな感じなんですけど。
狭い路地から高い塔がニョッキリ。ちょっと現実離れしててアニメっぽい、、、と思うのですが。
グイニージの塔のてっぺん、230段の階段を上ったところの空間は屋上というより、小さな公園って感じ。日差しの強い日は木漏れ日の穏やかさに心が安らぎます。そして周りは開放感たっぷりの景色、まさに空中庭園です。見晴らし抜群です!!
と、2枚目の写真の塔のそばに気になるもの発見!(写真をクリックすると拡大して見れます) コンデジに頑張ってもらってアップにしました
モザイクです。早速見に行ってみましょう!
途中、丸くカーブを描いたメルカート広場を通過していきます。ここは別名アンフィテアトロ広場、そう!かつてローマ時代に円形闘技場があった場所なのです。
目的地に着きました。
ビザンチンモザイクが施されていたのは上の方だけだったようです。下屋は裾野が広くちょっと風変わり。ロマネスク様式の教会なのだそうです。
女性もとい天使のバランスの良い体つきに比べて、キリスト様はちょっとお顔が大きすぎる気がします。下から見上げた方が良かったのかも。望遠を使いすぎるのも考えものですね。
そして下の段には12人の使徒たち、誰が誰だかわかりますか?(私は無理です)
教会の中はシンプルな空間に素朴な石積み、これならロマネスク様式と言われて納得です。
右手にあった聖水泉の浮き彫りも見事でした。
ルッカにはこの教会の他に、黒い肌をしたエキゾチックな顔立ちの「十字架のキリスト像」のあるサン・マルティーノ大聖堂、ファサードの象嵌細工が印象的なサン・ミケーレ・イン・フォロ教会など見所が豊富です。
それから現在も「完璧な城壁」に囲まれていると言われるルッカ旧市街。城壁の上は地元の人たちのお散歩コースになっていて、そぞろ歩きも楽しいところでした。
こちら、斜塔で有名なピサから近いです。ついでにいかがですか?