シチリアってモザイクの宝庫だよね
ヴィッラ・ロマーナ・デル・カサーレ シチリア イタリア
ブログの最初の旅行記はちょうどこの時期、パスクワ(イースター)休暇を利用して出かけたシチリア旅行から始めたいと思います。実はシチリアは2度目、モザイクを始める以前に一通り回っています。なので今回は本当にモザイクだけに特化した旅行でした。
シチリアの古代ローマモザイクといえば、何と言ってもこちら↑ですよね。
ローマからの道のりは本当に長かったです。先ずは車でひたすらナポリ方面に、その後フェリーに乗ります。船の中で一泊。朝目覚めた頃にパレルモの港に着きました。 目覚めに飲んだオレンジジュースが真っ赤です。
その後ひたすら目的地に向かってひた走ります。お天気が良くなってきました。
さてカサーレの別荘ですが最近リニューアルしました。確か2011年頃には工事で中に入れないという噂を聞いていたのでその翌年くらいでしょうか?以前と比べてグッと高い位置からモザイクが見られるようになったのです。写真が格段に撮りやすくなりました。
↓ こんな感じ
またモザイクの説明パネルが充実していました。
例えば冒頭の写真、ここはフレスコ画とモザイクの両方が残る第4ルームですが、パネルは下のようにイラスト共に説明されています。
興奮して写真を撮ったものの、後から見返してなんだっけ??の連続だった前回。でも今回はおかげで見学もわかりやすく写真の整理の混乱も減りました。リピートして良かった♪
ここのモザイクの中でいつも気になることが一つあります。それは見学コースの最後に出てくるこれ。
有名すぎるこの作品、某ガイドブックの解説で「オデュッセウスとポリュペモス」と載っていることもあり旅行記やブログを見ているとこの名前で紹介されることが多いですが、これ間違いなんです。表題はオデュッセイアの一節を現していてポリュペモスは一つ目の巨人の名前なんです。
おそらくはこちらの解説と間違えて載せちゃったのでしょう。
じゃあ上の作品の真ん中は誰?となるわけですが、今回のパネルのおかげでわかりました。キューピッドとプシュケーです。こんな美しくエロチシズム溢れた題材に巨人の名前って!(爆)
そんなツッコミも交えつつこちらもお楽しみください。
ひとしきり堪能したらお土産やさんをぶらぶらと。モザイクキットを売っているお店が幾つかありました。