湖畔で楽しむローマ遺跡
ローマン・ヴィラのモザイク群 デゼンツァーノ・デル・ガルダ イタリア
イタリアの北部にガルダ湖という国内最大の湖があります。この湖の南に突起のように飛び出した岬があるのですが、そこからやや西に行ったところにローマ時代の邸宅跡があります。ここに残る床モザイク群は、なんと!北イタリアでは最もモザイクの保存状態が良いと言われているとか!!
このヴィラの最初の持ち主はデチェンテウス。この方の名前に因んで町の名前がついたと言われています。
湖畔にほど近い街の中心と思われる広場から数分も歩かないところに、その入り口は密やかにあります。知らなかったら見過ごしてしまいそうです。
ヴィラは紀元1世紀に建造されましたが、2〜4世紀ごろにたびたび改装されました。なのでモザイクも時代ごとに層になって残っています。改装の時って前のものを壊さずにそのまま上に作るんですね。古代ローマ人も、ああ、もったいない!壊せない!なんて思っていたのでしょうか。先代の財産を大切にする人たちだったのですね。まさか壊す方が大変だったとかいうオチでありませんように。
そうそう、建物の面白さで言えばもう一つ、古代の床暖房が残っている場所もあります。ハイポコーストと呼ばれていたようです。
モザイクのモチーフも色鮮やかで美しい大作や、興味深いもの沢山あります。
今回は久しぶりに動画にしてみました。
ところで、そばにある岬ですがそこの先にはシルミオーネという可愛いリゾート地があります。
「ベネチアよりシルミオーネが好き」なんてイタリア人のセリフも聞いた事があったのですが、行ってみて「なるほど」と思うところもありました。本当に狭いエリアなのですが、多彩で個性的な水辺空間があり様々な景色を楽しめます。
ここで滞在するのも一案かもしれません。
こちらも合わせて動画に入れてます。
ではこちらをお楽しみください。↓