キプロスの旅 パフォス考古学遺跡:ディオニソスの館 part 1
年末年始に訪れた キプロスの旅
やるやるといいいながら、随分と時間が経ってしまいましたが、今回は私、楢崎がレポートいたします。
ディオニソスの館 ナルキッソスのモザイク
この旅の第一の目的はココ、モザイクの宝庫の遺跡:パフォス考古学遺跡を訪れることでした。
今回はツアーでの参加だったので、制限時間内に思う存分見れるか、ハラハラドキドキ
興奮をおさえながら、遺跡の入り口へ。
遺跡は港のそばにあるのでランチもそのそばのシーフードレストラン、とっても美味しかったです!
傘を持っているのは、ガイドのクリスティーナさん。
私が存分にパフォスを満喫したいという、わがままなリクエストにも応じてくださいました!
遺跡の中は思っていた以上に広いんです。
この地図をみると、目的のモザイクの館はおもに4つ代表的なものが点在しています。
それぞれの館の名前は、その館で発見されたメインのモザイクのギリシア神話の登場人物にちなんでいます。
ディオニソスの館
テセウスの館
エイオンの館
オルフェウスの館
高まる期待!!!!いったいぜんたい全部こころゆくまで見れるんだろうか。。。。
まず向かったのがおそらく一番大きいと思われるディオニソスの館、
モザイク三昧の館です。建物は屋根で覆われていてじっくりとみることができます。
入り口をはいってすぐのところにあるのが、モザイクの標本のようなもの。
モザイクを構成するテッセラの大きさや素材などのサンプルがおかれていました。
こちらも入り口はいってすぐのことろに、おそらくはモザイクの歴史を伝える上でも重要な『小石モザイク』が第一の部屋にありました。
小石モザイクは、小さな立方体からなるテッセラモザイクがつくられる以前から床モザイクに用いられてきました。
この白黒の石で描かれた小石モザイクも紀元前4世紀後半から紀元前3世紀のものでとても古いものです。
ここディオニソスの館ですが、かのディオニソスにまつわるモザイクだけがあるのではなく、ギリシア神話に登場してくる様々な人物のモザイクの部屋があります。
こちらは、2番目の部屋に展示されている『ナルキッソス(ナルシス)のモザイク』です。
『ナルシスト』という言葉のもとにもなった、水面に映る自分自身の顔に恋に落ち、そのまま水におちて死んでしまういうお話有名ですよね。
よ〜くよ〜〜〜〜くみると、このモザイクにもまるで心霊写真?のように水面に映ったナルキッソス、描かれているんです。(ふふふ、作り手の気持ちになるとおもうんですけど、制作者はけっこう苦労したと思います。この水面に映る方の顔をつくるとき)
エンブレマと呼ばれる中心部分のナルキッソスのモチーフの周りは白黒のモノトーンではありますが、とても素敵なデザインの幾何学模様のモザイクでうめられていました。
よ〜くみるとなかなか凝っているんです。シンプルだけどインパクトもあるこのデザイン、私好みでした。
肝心のこのディオニソスシリーズのモザイクにたどり着くまで、まだまだ見所いっぱいの館です。
少しづつご紹介していきますね。