時間があればイズミールもよろしく
イズミール考古学博物館のモザイク群 イズミール トルコ
エーゲ海に面するトルコ第3の都市イズミールはエフェソスをはじめとする周辺の観光地があまりにもメジャーすぎて若干影が薄めな気がしなくもないです。
実際私も写真を見返して、あれ?こんなところにモザイクの写真があった!と今頃記事にしてますし。
イズミールってどんなところだったけ??
一番に思い出したのは海岸沿いの遊歩道近辺。海が近かったな。
駐輪場などがきちんと整備してあって、街や広場にヨーロッパを感じました。
印象に残っていた観光地は古代アゴラ。五賢帝の一人マルクス・アウレリウス・アントニヌスによって建てられた市場の跡ですが今はコリントの支柱のみが残るのみ。
でも私が覚えていたのはそれではなく、その近くにあった水路の上に延々とアーチが続く不思議な空間。この美しい空間に水音が響くのです。いいでしょう?
そしてあとは考古学博物館でしょうか。
エフェソスやボドルムなど近郊からの発掘品を展示しているようです。
展示品でインパクトがあったのは、走る人の銅像。躍動感もすごいけど、片足で見事にバランスを保って立ってるのが素晴らしいなあと。
そして石棺のコレクション、模様がとってもキュートでした。
そしてやっぱりモザイクです。
一番目につくのは2階の吹き抜け部分から1階を見下ろして見るこちらのモザイク。イズミール市内カデイフェカーレ城塞跡から発掘されました。
ヒビも多く肝心なところがあまり見えないのが残念ですが、それでもぶどうの木の蔓の間にいる動物や鳥たちが生き生きと描かれている様子はわかります。全体的にとっても緑色です。
この他に「エロスのモザイク」とタイトルのついたこちらのものや
古代ギリシャのモザイク片などがありました。
最後はイズミールが一望できると言われる城塞跡にも行きました。
行った当時はここがあのモザイクが出て来たカディフェカレ城塞跡とは全く思いもよりませんでした。
アレキサンダー大王にゆかりのある城塞ですが現在残るのはビザンツ時代のものだとか。
中は遺跡らしいものはなくただの公園でした。
そこでおばちゃんが長ーい布を織っていたのがこれまた印象的でした。